静岡市駿河区寿町で玄関上軒天に雨漏り、いったいどこから?
玄関の屋根上には二階ベランダが乗っています。雨天時に外壁をつたって玄関屋根まで流れてきた雨水は谷樋へと集められます。その谷樋を含む界隈の板金が経年劣化で錆びてきていました。そのせいで、谷樋から竪樋へ雨水が移動する際にスムーズに流れず、錆の亀裂から軒天のほうへと雨水がまわってしまったようなのでした。
屋根の傾斜に沿って流れてきた雨水が、一段凹んだ箇所(谷樋)に集まります。
経年劣化でコーキング部分の接着効果が薄れてきています。今後、さらに水がしみたり、ともすると、接着している柱がずれたり外れたりするような危険性も孕んでいます。
谷樋の雨水はこの穴へ集められて竪樋へと向かうのですが、谷樋とこの筒とのコーキングも弱まっていて、亀裂から竪樋の外側へ雨水が侵入してしまったようです。
本来ならば、谷樋からの
すべての雨水はこの竪樋が受け止めるはずなのです。
今回、お客様からご要望いただき、既存の谷樋の上に新たなガルバニウム鋼板で谷樋を作って重ねる工法で施工することになりました。同時に笠木もガルバニウム鋼板で被せます。穴のまわりも丁寧にコーキングします。
カバー工法で谷樋板金6.5m、笠木板金6.5m、谷樋落とし口まわり板金の施工をいたしました。板金コーキングを含めて施工価格91854円でした。
カバー工法であれば、既存の部材を取り外す作業がありませんので、比較的スマートに工事が行えます。(従来どおりの生活をしていただくことができます)それに部材が二重に重なることで強度も増します。
でもここで注意が必要な場合があります。もし点検にきた業者さんが見積りのご提案でカバー工法を勧められたら、どのような下処理をしてくれるのか、確認しましょう。新しいガルバニウム鋼板で覆ってしまうわけなので、既存の部材がどういった状況であっても、隠せてしまうのです。しかし、必要であれば、既存の部材にメンテナンスを施してケアをしてから新しい鋼板を重ねるべきだと思うのです。今回のケースはそういった下処理は必要か?を業者さんに確認するようにしてくださいね。
あまり傷みがひどい場合、カバー工法が向かない場合もあります。入念な点検とプロの判断ができる業者さんを選ぶようにしてくださいね。
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