今回、棟包み板金(SGLガルバリウム鋼板)を13m交換いたしました。
そもそも、棟包み板金ってなぜ、風によってはがれてしまうんでしょう。
要因はさまざま考えられます。
新築で施工したときには、板金は当然しっかりと釘で木下地に打ち込まれているのです。
しかし、屋根という場所は、太陽光が当たり続ける場所になりますよね。
実は板金の部材(に限らず外壁材のサイディングなどもそうですが)は昼間の暑さで膨張し、夜の冷え込みで収縮をします。
その繰り返しによってどんどん釘が浮いてきてしまうのです。
ただ浮いただけだったら、木下地とは接合していますから剥がれることなどないでしょう。
しかし、そこに風が入り込んだら。。。持ち上げられてしまいます。
ですから、見た目で判断をせずに、定期的に屋根のメンテナンスは必要になってくるわけなのです。
メンテナンス時に釘のゆるみが確認できればそのタイミングで補修ができます。
今回のお客様に限らずですが、剥がれてしまってからの処置では、もしも処置までに雨天があったら建物に雨水の影響が及びます。そもそも雨から建物を守るための屋根なのに、力が発揮できないのはとても残念です。
屋根に屋根の役割を担ってもらおうではありませんか。